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商社マン・エグゼクティブクラブ　メールマガジン　Ｖｏｌ.35　2010/7/8
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役員報酬




野球賭博スキャンダルで揺れた大相撲名古屋場所開催も一応の決着をみた
ようです。

NHKも大相撲の放映はしないとの見識を示したわけですが、理事会での
力士出身者からの巻き返しなどが最後まで垣間見られ、相撲界の体質、
ガバナンスの問題もクローズアップされた形です。

総合商社の決算発表とともに役員報酬の記事がマスコミを賑わしていました。
1億円以上の報酬を受ける役員は以下のようになっています。
（有価証券報告書より）


三菱商事：5名（小島社長　249百万円、佐々木・上野・井上・吉村取締役）
三井物産：3名（大橋元会長190百万円、槍田会長、飯島社長）
住友商事：3名（加藤社長　186百万円、岡会長、大森副社長）
伊藤忠 　：2名（小林社長　121百万円　丹羽会長）
丸紅 　 　：1名（朝田社長　135百万円）


有価証券報告書への記載義務が出てきたことにより1億円以上の報酬を得た
役員の名前が公表されることになったわけですが、総合商社業界もかなり
の1億円プレーヤーがいることになります。

会社経営の透明性の確保という意味では、情報開示は自然な流れと言う
こともできます。　一方、国内最高の日産ゴーン社長の890百万円の報酬を
ご本人が、「欧米に比べれば決して高くない」と説明されても何か納得
できない気もするのは筆者だけでしょうか。


役員報酬は兎角「お手盛り」との批判がついて回るもの。　今後、欧米型
経営にフォローして役員報酬も上がっていくのか、そして経営手法も変わって
いくのか興味のあるところです。　

特に、日本では大企業の経営陣のほとんどが内部昇格で、外部から招聘される
ケースは希であることを考えると創業者リスク、解雇リスクの少ない役員
への報酬は今後もそれほど突出するようなことはないと思えますが、いかがで
しょうか。　


見識の問われる時代に入ります。



さて、6月に引き続き、第二回人材紹介セミナーを7月27日（火）に開催致
します。

http://www.shoushaman.com/seminar0010.htm


皆様の積極的な参加をお願いします。


座間　安紀夫

（株）ハート・クオリア代表


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トピックス：

１）第二回人材紹介セミナーを7月27日（火）に開催致します。10・07・07
　　　http://www.shoushaman.com/seminar0010.htm
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