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商社マン・エグゼクティブクラブ　メールマガジン　Ｖｏｌ.27　2010/5/13
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新しい船出


イギリスでキャメロン新首相が誕生しました。　43歳の若さです。
日本と同じく財政再建の課題を抱えての船出となりました。

アメリカのオバマ大統領の48歳、ロシアのメドヴェージェフ大統領の44歳と若
い40代のリーダーが次々と誕生しています。　新しい潮流といえます。


さて、先週末までに総合商社の決算と今期予想が出そろい、既に皆さんもその
内容についてはご存じのことと思います。　不景気の中でも前期は各社がそれ
なりの数字を出したようで、商社関係者はほっとしているところと思います。


又、朝日新聞では「大手商社、勢い鮮明　資源高で回復　投資拡大」　との見
出しで商社の今期に向けての業績回復が伝えられています。　中国等の資源・
インフラ関連の分野での投資拡大に呼応して各社とも業績回復を期待している
ようです。（脚注１＊）


以上の業績回復の予想とは別に商社の利益源がこのところ鉄鋼原料等の資源分
野に偏重していることも気になることです。

不景気の中の手堅い企業経営と言う側面もあると思います。又、商社にとって
効率の良いビジネスモデルでサプライチェーンの根幹と言うことなのでしょう
。一方、昔ながらのビジネスで総合商社のダイナミズムが感じられないように
も思われます。　いかがでしょうか。　

世界のリーダーの若返りに託した思いは、閉塞感のある状況の打破に向けて新
しい何かに期待するものだと思われますが、方や日本では経済の活力の先導役
を総合商社に望みたいところですね。



座間　安紀夫

（株）ハート・クオリア代表


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＊脚注１：朝日新聞　http://www.asahi.com/business/update/0510/TKY201005100326.html

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